トラッカーマガジン“カミオン”を読む。その1、トラック野郎編
カミオン
皆さんはカミオンという雑誌をご存知でしょうか?
カミオンは1984年から月刊誌として芸文社から発行されているアートトラック(デコトラ)を扱っている日本初のトラック専門雑誌です。
まさに大人のためのはたらく自動車の本ですね。
今回、カミオンを創刊号から最近の発行までまとめて読める機会に恵まれましたので、少しでもカミオンの魅力を紹介できたらと思いブログに書くことにしました。
なおカミオンではアートトラックと書かれていますが、一般的な呼び名であるデコトラ(デコレーショントラック)で統一させていただきます。
かね源水産、和樹丸
さて、創刊号に大々的に取り上げられていますデコトラ。
かね源水産の和樹丸。今でも有名なデコトラとして語り継がれているようですね。
とってもかっこいい!
男の子なら、一度はこういったデコトラを運転してみたいものです。
トラック野郎
デコトラといいますと、私などはやはり一番星。菅原文太さん主演のトラック野郎シリーズを思い出しますね。
カミオンは1984年創刊ですので、すでにトラック野郎シリーズは終わっているのですが、やはり度々取り上げられていました。
菅原文太さん、渋いですねぇ!かっこいいですねぇ!
仁義なき戦い、太陽を盗んだ男、千と千尋の神隠しなど数多くの名作に出演してきた、昭和を代表する名優であり、トラック野郎シリーズはデコトラを取り上げた映画の代表作と言えるでしょう。
この細めた目が似合うのは、日本では菅原文太さん、世界ではクリント・イーストウッドだけ!とは言いすぎかもしれませんが。
菅原文太さんは惜しくも2014年に亡くなられてしまいましたが、カミオンでも取り上げられていました。
亡くなられるまで俳優業を続け、そのかっこよさを貫き通した菅原文太さん。それはトラック野郎シリーズで演じた星桃太郎に重なって見えますね。
荒っぽいが一本気で、男も惚れる星桃太郎は、まさに菅原文太さん自身。
またトラック野郎シリーズでは菅原文太さんの相棒として、やもめのジョナサンを演じた愛川欽也さんも2015年、菅原文太さんを追うように亡くなられました。
やもめのジョナサンは元警官のトラック野郎という一風変わった経歴の元主ですが、温厚で星桃太郎とは名コンビとして親しまれていました。愛川欽也さんのひょうきんな風貌がよく似合った役柄でしたね。
私など愛川欽也さんといえば1981年に放送開始した、『なるほど!ザ・ワールド』での司会役が真っ先に思い浮かびますが、トラック野郎シリーズや、またいなかっぺ大将のニャンコ先生(夏目友人帳ではなく!)など、俳優、声優も多く務められました。
日本を代表する菅原文太さんと愛川欽也さん。デコトラ以上にカミオンを代表する存在とも言えるかもしれませんね。
今回はトラック野郎シリーズを通じてカミオンを振り返りましたが、次回はちょっと変わった視点からカミオンを振り返ってみたいと思います。
トラッカーマガジン“カミオン”を読む。その2、カミオンを彩る女性たちへ続く
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記事内の画像はオタクバイヤー様からご提供いただきました。
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[…] さて、前回(トラッカーマガジン“カミオン”を読む。その1、トラック野郎編)はカミオンをトラック野郎で振り返ってみましたが、今回は男のはたらく自動車を彩る女性でカミオンを […]